自閉症の診断④

たまたま空きが出て、行けることになった初診。
電話をしてから、1か月ほど後のことでした。

初診の前に、そのセンターがやっている親子教室に一度来てほしいとのことで参加することに。

親子教室では、手遊びやダンス、絵本など。
特別なことをするわけではなく、保育士さん?のような方から、いくつか聞き取りをされました。

そして迎えた初診当日。

何するんだろう。
何て言われるんだろう。

女性の先生からはいろいろな聞き取りがあり、検査は長男の苦手な男性の方が担当することに。

検査は、お絵描きや型はめなど。

「これはできるはず」と思っていたことまで、できない。
やらない。

思っていた以上に、できないことややらないことが多くて、びっくりしてしまった。

そして私は、なんとかやらせようと必死になっていた。

今思えば、あのときは
「できるところを見てほしい」
そんな気持ちだったんだと思う。

検査が終わり、そのまま診断を伝えられました。

自閉症スペクトラム。
中度知的障害。

違和感はありました。

でも、どこかで
「違うと思いたい」
という気持ちもあった。

だって、目も私となら合う。
私の言うことなら聞いてくれる。

それなのに、自閉症なの?

そう先生に聞きました。

すると先生は、

「お母さんの関わり方がとてもよかったんですね」

そして、

「長男くんにとって、お母さんのように信頼できる相手が少しずつ増えて、人との関わりが楽しいと思っていけるようになるといいと思います」

そう言ってくれました。

でも私は、

関わり方が良いなんて、慰めてもらいたかったわけじゃない。

そう思っていました。

私はただ、

「自閉症じゃない」と言ってほしかった。

そのあと、療育手帳や市の福祉制度など、いろいろなことを説明されました。

でも、ほとんど覚えていません。

馴染みのない言葉。
知らない制度。

そして、この数時間で、

長男は「障害児」と診断されたんだ。

そう思った。

涙が止まりませんでした。

先生の前でも泣いて、
車に乗ってからも泣いて。

大号泣しながら、家まで車を運転して帰りました。

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